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NY着のドバイ発エミレーツ機、多数が体調不良訴え 11人搬送

9月5日、米ニューヨークのJ・F・ケネディ国際空港は、着陸したアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ発のエミレーツ航空の乗客乗員約100人が体調不良を訴えたと明らかにした。写真は乗客の体調を調べる係員。ソーシャルメディアに投稿された映像から(2018年 ロイターERIN SYKES)
[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米ニューヨークのJ・F・ケネディ国際空港で5日、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ発のエミレーツ航空機に搭乗していた多数の乗客乗員が体調不良を訴え、11人がニューヨークの病院に搬送された。
病名は今のところ確認されていないものの、ニューヨーク市のオクシリス・バーボット衛生局長代行によると、咳や発熱といった患者の症状などはインフルエンザを示唆している。
バーボット氏によると、一部の乗客は最近、アラビア半島のメッカに向かうイスラム教の大巡礼「ハッジ」に参加しており、同地域ではインフルエンザウイルスが広まっている。また、病院に搬送された患者について、病状は全員安定しているという。
エミレーツ航空機(エアバスA380)には乗客少なくとも521人が搭乗。午前にJ・F・ケネディ国際空港に着陸した。
米疾病対策センター(CDC)によると、病院に搬送された11人のほか、9人が病気にかかっていたが、さらなる治療を拒否したという。
また、バーボット氏によると、フライト中に体調不良を訴えたのは106人に上った。
同機はターミナルから離れた場所に駐機し、救急当局者らが状況を調べている。
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