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豪首相、連立政権内の亀裂否定 副首相の不倫騒動で混乱収拾図る
2月18日、オーストラリアのターンブル首相は、ジョイス副首相の不倫問題を巡って連立政権内に亀裂が生じたとの見方について、「全く問題はない」と述べて混乱収拾に努めた。写真はベトナムのダナンを訪問する同首相。昨年11月撮影(2018年 ロイター/Jorge Silva)
[シドニー 18日 ロイター] - オーストラリアのターンブル首相は18日、ジョイス副首相の不倫問題を巡って連立政権内に亀裂が生じたとの見方について、「全く問題はない」と述べて混乱収拾に努めた。
首相はテレビ中継された記者会見で、自身が率いる自由党とジョイス氏の国民党の「関係は非常に強固だ」と強調。「メディアが連立内の対立に大いに沸いたことは承知しているが、自由・国民党間に問題は全くない」とした。
与党連合は議会で過半数を辛うじて維持しているが、ジョイス氏が元広報担当の女性と不倫関係となり、女性が妊娠していることが発覚してから両党の関係はぎくしゃくしている。
ターンブル首相は、この騒動を受けて閣僚とスタッフとの性的関係を禁じた。
ターンブル、ジョイス両氏は17日にシドニーで今後の対応を協議。首相は「率直で温かく、友好的で有意義、建設的」な話し合いだったと述べた。
豪メディアは18日、国民党の幹部らが公然と、ジョイス氏を執行部から外すことを視野に入れて地元を回ったと報じた。