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北朝鮮は休戦協定に違反、韓国亡命の兵士巡り=国連軍司令部

2017年11月22日(水)12時45分

 11月22日、在ソウルの国連軍司令部(UNC)は、北朝鮮兵士1人の韓国亡命を巡り、北朝鮮が朝鮮戦争の休戦協定に違反したと指摘した。写真は7月板門店での代表撮影(2017年/ロイター)

[22日 ロイター] - 在ソウルの国連軍司令部(UNC)は22日、北朝鮮兵士1人の韓国亡命を巡り、北朝鮮が朝鮮戦争の休戦協定に違反したと指摘した。

UNCは、今月13日に兵士が南北軍事境界線を越えた際の映像を公開した。

UNCの担当者は会見で、朝鮮人民軍の複数の兵士が逃げる兵士に向けて発砲する間、追走していた別の兵士1人が数秒の間、軍事境界線を越えたと述べた。

担当者は「調査の結果、朝鮮人民軍が軍事境界線を越える発砲、また一時的に越境したことにより、休戦協定に違反したことが明らかになった」と述べた。

映像では亡命した兵士が実際に銃撃を受ける様子は映されていない。兵士はコンクリートの壁の横に倒れ、韓国の兵士ら3人が負傷した兵士を安全な場所に移動させるために近づく姿が確認できる。

UNCは、休戦協定違反について北朝鮮側に22日に伝えたという。

一方、韓国の病院は、亡命した兵士が安定して自力で呼吸ができる状態まで回復したと明らかにした。

*内容を追加しました。

ロイター
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