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リビア、武装勢力の妨害で石油生産に障害 日量25万バレル減少
3月28日、リビア国営石油会社(NOC)筋によると、同国西部シャララ、ワハ両油田で武装勢力の妨害による生産障害が発生し、同国の生産は日量25万2000バレル減少した。写真は2014年12月シャララ油田で2014年12月撮影(2017年 ロイター/Ismail Zitouny)
[ロンドン 28日 ロイター] - リビア国営石油会社(NOC)筋によると、同国西部シャララ、ワハ両油田で武装勢力の妨害による生産障害が発生し、同国の生産は日量25万2000バレル減少した。
NOCは両油田で生産する原油などの石油ターミナルでの荷積みについて、不可抗力条項(フォース・マジュール)を発動した。
リビアの石油業界筋によると、両油田とザウィヤ製油所・石油ターミナルをつなぐパイプラインが閉鎖、供給が途絶えた。武装勢力の詳細は明らかになっておらず、声明も出ていないという。
NOC筋によると、シャララ油田はこれまで日量22万バレル程度生産していたが、27日から操業が停止した。ワハ油田は26日に停止していた。
NOCは正式なコメントを出していない。
NOCは先週、シャララ油田の生産量を日量30万バレル程度まで増やすことを目指し、国内の生産量は4月末までに同80万バレルを目標にすると表明していた。