ニュース速報

ワールド

フィヨン元仏首相、妻の雇用を巡り新たな疑惑

2017年02月01日(水)16時26分

 2月1日、フィヨン元首相(写真)の妻ペネロプ夫人が給与を不正に受け取っていた疑惑で、週刊紙カナール・アンシェネは31日、夫人はフィヨン氏が語ったよりもさらに長い期間議員秘書として働き、すでに報じられているよりも33万1000ユーロ多い総額で83万1440ユーロ(89万7456ドル)を受け取った疑いがあると報じた。写真はパリで1月撮影(2017年 ロイター/CHRISTIAN HARTMANN)

[パリ 31日 ロイター] - 今年のフランス大統領選の中道・右派統一候補であるフィヨン元首相の妻ペネロプ夫人が給与を不正に受け取っていた疑惑で、週刊紙カナール・アンシェネは31日、夫人はフィヨン氏が語ったよりもさらに長い期間議員秘書として働き、すでに報じられているよりも33万1000ユーロ多い総額で83万1440ユーロ(89万7456ドル)を受け取った疑いがあると報じた。夫人はほかに、雑誌の仕事で10万ユーロを受け取っていたという。

同紙は先週、ペネロプ夫人がフィヨン氏の議員秘書の名目で総額50万ユーロの支払いを受けていたが、実際には働いていなかったと報じた。

フィヨン氏は全ての疑惑を否定し、夫人は実際に働いていたと主張。TF1テレビに対し、夫人は1997年から支払いを受けていたと語ったが、同紙は夫人が議員秘書として1988─90年にも雇用されていたと報じた。

フィヨン氏は先週、上院議員だった時に成人した2人の子どもを雇用していたと語ったが、詳細は明かさなかった。同紙によると、計8万4000ユーロが2人に支払われた疑いがあるという。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

COP29、会期延長 途上国支援案で合意できず

ビジネス

米債務持続性、金融安定への最大リスク インフレ懸念

ビジネス

米国株式市場=続伸、堅調な経済指標受け ギャップが

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、米景気好調で ビットコイン
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでいない」の証言...「不都合な真実」見てしまった軍人の運命
  • 4
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 5
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 6
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 7
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 8
    プーチンはもう2週間行方不明!? クレムリン公式「動…
  • 9
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 10
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 4
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 5
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 9
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 10
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中