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英離脱最終合意は18年10月までに、EU側責任者が方針表明
12月6日、EU側の交渉責任者、ミシェル・バルニエ氏は、2018年10月までに離脱について英政府と最終合意することを目指す方針を明らかにした。写真はブリュッセルで同日撮影(2016年 ロイター/Francois Lenoir)
[ブリュッセル 6日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱をめぐってEU側の交渉責任者を務めるミシェル・バルニエ氏は6日、英政府が約束通り来年3月末までに離脱を正式に通告した場合には、2018年10月までに離脱について英政府と最終合意することを目指す方針を明らかにした。記者会見で述べた。
バルニエ氏は、リスボン条約50条を発動して離脱を正式に告知してから原則2年で交渉を終える必要があると規定されているということは、交渉に充てられる期間が1年半以下であることを意味すると指摘。
バルニエ氏によると、英政府が3月に離脱を正式に通告しても、交渉が始まるまでには数週間が必要。さらに合意後も、英国およびEUの他の27カ国が批准するのに数カ月はかかる。よって英国は、2019年5月の次回のEU議会選前に離脱するという流れになると見られる。
バルニエ氏は、EUと離脱後の英国がどのような関係を築くことが可能なのかなど、交渉の見通しについては詳細には踏み込まなかった。