ニュース速報

ワールド

トランプ氏、クリントン財団の疑惑調査で特別検察官の任命要求

2016年08月23日(火)12時01分

 8月22日、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は、オハイオ州で演説し、民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官と家族が設立した慈善団体「クリントン財団」の献金者が国務省から特別な待遇を受けていたかどうかを調べるため、特別検査官を任命するよう米司法省に求めた。写真はオハイオ州で撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)

[アクロン(米オハイオ州) 22日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は22日、オハイオ州で演説し、民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官と家族が設立した慈善団体「クリントン財団」の献金者が国務省から特別な待遇を受けていたかどうかを調べるため、特別検査官を任命するよう米司法省に求めた。

全米の世論調査でクリントン氏に支持率でリードされ巻き返しを図るトランプ氏は、クリントン氏が国務長官を務めていた2009─13年の間、クリントン財団は慈善団体ではなく、国内外の裕福な献金者に国務省が便宜を図る「見返り献金」先となっていたと主張した。

トランプ氏はさらに、クリントン氏が国務長官時代に公務で私用メールを使っていた問題で同氏を起訴しなかった司法省と連邦捜査局(FBI)を非難した。

保守系の行政監視団体「ジュディシャル・ウォッチ」は22日、国務省の文書725ページ分を公表。この中には、クリントン財団の元幹部ダグラス・バンド氏の要請で献金者に便宜が図られたことを示す文書も含まれているという。

クリントン財団は、クリントン氏が大統領に選出される場合、海外からの献金を受け付けない方針を表明している。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米国の半導体関税、台湾経済部長「影響をシミュレーシ

ワールド

イランとの合意、ウラン濃縮と兵器の検証が鍵=米政権

ワールド

米財務長官がアルゼンチン大統領と会談、経済改革を評

ビジネス

午前の日経平均は続伸、米株上昇や円高一服受け幅広く
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトランプ関税ではなく、習近平の「失策」
  • 3
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができているのは「米国でなく中国」である理由
  • 4
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 5
    「世界で最も嫌われている国」ランキングを発表...日…
  • 6
    NASAが監視する直径150メートル超えの「潜在的に危険…
  • 7
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 8
    シャーロット王女と「親友」の絶妙な距離感が話題に.…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    米ステルス戦闘機とロシア軍用機2機が「超近接飛行」…
  • 1
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止するための戦い...膨れ上がった「腐敗」の実態
  • 4
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 5
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 6
    「ただ愛する男性と一緒にいたいだけ!」77歳になっ…
  • 7
    投資の神様ウォーレン・バフェットが世界株安に勝っ…
  • 8
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 9
    コメ不足なのに「減反」をやめようとしない理由...政治…
  • 10
    まもなく日本を襲う「身寄りのない高齢者」の爆発的…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 7
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中