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仏当局、パリ同時攻撃の容疑者潜伏先を急襲 5人逮捕・1人自爆
11月18日、フランス警察は早朝、パリ北部サンドニ地区で同時多発攻撃の容疑者が潜伏しているとみられるアパートを急襲、5人を逮捕した。写真はサンドニ地区を警備するフランスの特殊部隊、18日撮影(2015年 ロイター/Christian Hartmann)
[サンドニ(フランス) 18日 ロイター] - フランス警察は18日早朝、パリ北部サンドニ地区で同時多発攻撃の容疑者が潜伏しているとみられるアパートを急襲、5人を逮捕した。5人のうち3人は部屋で、2人が近くで身柄を拘束された。また踏み込んだ際に女1人が自爆で死亡した。
捜索の対象の1人は、パリ同時多発攻撃をシリアで計画した首謀者とみられていたベルギー国籍のアブデルハミド・アバウド容疑者(27)だったという。警察などによる急襲が始まって7時間で、捜索は終了。しかし同容疑者を逮捕したかは明らかにされていない。
現場は同時攻撃が起きた国立サッカー競技場の近く。
地元の住民によると、午前4時半(日本時間午後0時半)前から銃撃戦が始まった。容疑者が潜伏していたとみられるアパートの住人は「弾丸が飛び交い、レーザービームが照射されるのが窓から見えた。爆発が起きアパート全体が揺れた」と語った。急襲で警官3人と通行人1人が銃撃で負傷した。
仏当局は13日の事件に関与して死亡した7人のうち5人の身元を確認。警察は、襲撃に直接関わった主犯格を含む男2人が逃亡中とみている。
サンドニの住民1人は記者団に対し、当局が急襲したアパートを友人に頼まれて2人に貸したとし、「数日間という約束だったが、(貸した)相手は知らなかった。頼まれたから手助けしたが、テロリストだったとは」と語った。
*内容を追加しました。