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イスラム国、リビア自爆攻撃で犯行声明 報復合戦に
3月24日、リビア第2の都市ベンガジで24日、軍の検問所で車が爆発、軍関係者5人と民間人2人が死亡した。この自爆攻撃について、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出した。写真は銃を構える政府軍兵士。ベンガジで16日撮影(2015年 ロイター/Esam Omran Al-Fetori)
[ベンガジ(リビア) 24日 ロイター] - リビア第2の都市ベンガジで24日、軍の検問所で車が爆発、軍関係者5人と民間人2人が死亡した。この自爆攻撃について、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出した。
一方、リビア政府軍は、「イスラム国」拠点への空爆を行うなど、事態は報復合戦の様相を呈している。ベンガジでは、イスラム過激派と、国際的に承認されているリビア政府軍との間で日常的に衝突が起きている。
一連の攻撃は、23日に過激派「アンサール・シャリア」の幹部がベンガジで殺害された事件の報復である可能性も指摘されている。
これとは別に、ベンガジではロケット弾が住宅に命中し、17歳の少女を含む2人が死亡、3人が負傷する事件も起きている。どちらが発射したものかは明らかになっていない。
軍基地の報道官は、同日夜、イスラム過激派の拠点とみられる場所を空爆したことを明らかにした。
リビアではカダフィ政権の崩壊以降、政府が分裂して覇権争いを繰り広げる一方、「イスラム国」系の武装組織が勢力を拡大するなど、政治的混乱が深まっている。