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中国、汚職容疑で前軍制服組トップを調査=関係筋

2015年03月03日(火)23時46分

 3月3日、中国が軍制服組トップだった郭伯雄・前中央軍事委員会副主席を汚職容疑で調査していることが明らかになった。写真はワシントンで2006年7月撮影(2015年 ロイター/Yuri Gripas)

[北京 3日 ロイター] - 中国当局が軍制服組トップだった郭伯雄・前中央軍事委員会副主席を汚職の容疑で調査していることが、2人の別々の関係筋によって明らかになった。

郭氏(72)は2012年に副主席を退任している。当局は同じく前中央軍事委員会副主席の徐才厚氏も昨年以来、汚職容疑で取り調べている。

両氏は、胡錦濤前政権時代にともに軍制服組のトップを務めていた。習近平・現国家主席も2010─12年に両氏とともに副主席を務めていた。

政府は2日、郭氏の息子で、浙江省軍区副政治委員の郭正鋼氏を調査していると発表していた。1月に少将に昇格したばかりだった。

軍とつながりがある1人の関係筋は匿名を条件に、「郭伯雄氏自身も難しい状況にあり、調査を受けている」と述べた。同氏の息子についての発表は、この調査についての国民に向けたメッセージだったと指摘した。

同じく軍と関係がある2人目の関係筋も郭伯雄氏に対する調査を確認した。

中国国防省はコメント要請に応じていない。

郭伯雄氏の公式な経歴によると、同氏は1961年に人民解放軍に入隊。その後は序列を駆け上がり、同軍を統括する中央軍事委員会に10年余り在籍した。

ロイター
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