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ロシア国債価格が格下げ受け下落、ルーブルは3%超急落

2015年02月23日(月)19時06分

 2月23日、欧州金融市場でドル建のロシア国債価格が下落したほか、保証コストが上昇した。ルーブルは3%超急落している。2014年11月撮影(2015年 ロイター/Kacper Pempel)

[ロンドン 23日 ロイター] - 先週末のロシア国債の格下げを受けて、23日の欧州金融市場でドル建のロシア国債価格が下落したほか保証コストが上昇した。ルーブルは3%超急落している。

2030年に償還期限を迎えるドル建て国債は1.1セント安の106.5と1週間ぶりの安値をつけた。2043年償還債は2.5セント安。

他の銘柄も1セント程度下落し、米国債との利回り格差は9ベーシスポイント(bp)拡大し524bpとなった。

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは20日、ロシアのソブリン格付けを「Baa3」から投機的(ジャンク)等級となる「Ba1」に引き下げた。主要格付け会社でロシア国債をジャンク等級に引き下げたのはスタンダード&プアーズ(S&P)に続いて2社目で、ロシアから資金流出が加速する恐れがある。

23日のロシア市場は休場だが、国際市場で通貨ルーブルは対ドルで3.4%下落し1週間ぶりの安値に沈んだ。

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場ではロシア国債の保証コストが上昇した。マークイットによると5年物国債のCDSは前週末比31p上昇し、1週間ぶりの高水準となる524bpをつけた。

ロイター
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