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米BofA、第3四半期は減益 NII減も投資銀行業務が支え

2024年10月16日(水)01時14分

米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)が15日発表した第3・四半期決算は減益となったが、アナリスト予想は上回った。2019年1月撮影(2024年 ロイター/Carlo Allegri)

[15日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)が15日発表した第3・四半期決算は減益となったが、アナリスト予想は上回った。純金利収入(NII)が減少したものの、投資銀行業務とトレーディング業務が好調だった。

第3・四半期の利益は69億ドル(1株当たり0.81ドル)と、前年同期の78億ドル(1株当たり0.90ドル)から減少した。LSEGがまとめた市場予想は1株当たり0.77ドルだった。

投資銀行業務の手数料収入は前年比18%増の14億ドルとなった。

アラステア・ボースウィック最高財務責任者(CFO)は投資銀行業務について「今後の見通しは明るい。パイプラインは良好だ」と言明。

ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は、収益性は「堅調」だとし、投資銀行業務、資産運用手数料収入、セールスおよびトレーディング収入が伸びたとことに言及した。

引受業務の収益は39.7%、シンジケーション手数料は31%、それぞれ増加した。

セールスおよびトレーディング収入は12%増の49億ドル。前年同期比の増加は10四半期連続となった。

ウェルス・インベストメントマネジメント部門の収入は8%増の58億ドル。顧客の資産残高は18%増の4.2兆ドルとなった。

貸し出しの利息収入と預金者に支払う利息の差である純金利収入(NII)は、前年同期比3%減の140億ドルとなった。それでも第2・四半期からは2%増加しており、ボースウィックCFOは同行が今後、NIIの拡大に注力する中で転換点を迎えているとの見方を示した。

信用損失引当金は前年同期の12億ドルから15億ドルに増加した。

バンク・オブ・アメリカの株価は、午前の取引で約2%上昇している。

ロイター
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