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リーブス英財務相、前政権の財政運営非難 歳出削減を表明 

2024年07月30日(火)07時35分

英国のリーブス新財務相(写真)は29日、歳出削減に関する「厳しい決断」を発表し、前保守党政権が財政の実態を隠していると非難する。8日の代表撮影。(2024年 ロイター)

David Milliken Kylie MacLellan

[ロンドン 29日 ロイター] - 英国のリーブス新財務相は29日、前保守党政権の財政運営により今年の公共支出が219億ポンド(280億ドル)の予算超過に陥る見通しだと指摘し、直ちに55億ポンドの削減を表明した。

リーブス氏は議会で、来年度にさらに81億ポンドの削減を予定しており、 10月30日の予算案発表時にさらなる対策を打ち出すと表明した。

財政は持続可能な状態ではなく、放置すれば経済の安定にリスクをもたらすと指摘。「年度内にさらなる節約を行うために、今、厳しい決断を下すのは我々の責務だ」と述べた。

7月4日の選挙で圧勝した労働党は、政権発足後3週間の大半の時間をほぼ全ての分野で事態は予想よりも悪化していると有権者に訴えることに費やした。 

労働党は、成長が鈍化する中、公的債務が1960年代初頭以来の高水準となる状態で政権を引き継いだ。

ロイター
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