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ユーロ圏投資家センチメント指数、10月も低下続く 予想は上回る

調査会社センティックスが9日発表した10月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス21.9となり、前月のマイナス21.5から低下した。ドイツの景気低迷が引き続き足を引っ張ったが、期待指数は小幅ながら上昇した。写真は欧州中央銀行(ECB)。9月撮影(2023年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ベルリン 9日 ロイター] - 調査会社センティックスが9日発表した10月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス21.9となり、前月のマイナス21.5から低下した。ただロイターがまとめたアナリスト予想(マイナス22.8)ほどには低下しなかった。ドイツの景気低迷が引き続き足を引っ張ったが、期待指数は小幅ながら上昇した。
センティックスのマネジングディレクター、マンフレッド・ヒューブナー氏は「ユーロ圏、特にドイツの経済状況は依然として弱く、リセッション傾向が続いている」と指摘。「少なくとも期待感の改善という希望の光はあるが、好転を宣言するのは時期尚早だろう」と述べた。
ユーロ圏の期待指数は前月のマイナス21.0からマイナス16.8に上昇し、4月以来の高水準を記録した。
現況指数はマイナス27.0で、前月のマイナス22.0から低下、2022年11月以来の低水準となった。
調査は投資家1222人を対象に10月5─7日に実施した。