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ブリッジウォーター旗艦ファンド、米株に弱気 投資家に先月見解
[ロンドン/ニューヨーク 16日 ロイター] - 著名投資家レイ・ダリオ氏が創業したヘッジファンド運用会社ブリッジウォーター・アソシエーツの旗艦ファンド「ピュア・アルファ」が7月下旬、米国株に対して弱気な見方をしていたことが分かった。ロイターが投資家向け説明会の内容を確認した。
この時期は今年のS&P総合500種ラリーが勢いを失おうとしていた矢先に当たる。
ロイターが一部を確認した7月25日の説明会では、ピュア・アルファは米国株と米国債についてやや弱気な見方を示していた。
S&P500は年初来で15.6%上昇。最近の高値から3.4%下落している。
一方、米国債利回りは上昇(価格は下落)を続けている。15日の米10年債利回りは4.274%と、昨年10月24日以来の高水準を付けた。
ブリッジウォーターは、ピュア・アルファに関するプレゼンテーションについてコメントを避けた。
関係筋によると、説明会はオンラインで開催。同社は通常、これらの資産に関する詳細な見解を表に出していない。
同ファンドは、米ドル、金属、世界株式など28資産中15資産で弱気ポジションを取っていた。新興国市場の通貨と株式、ユーロ圏の株式、エネルギーといった5つのカテゴリーでは中立だった。
強気だったのはユーロとシンガポールドル。メキシコペソとインフレ連動債にはやや強気だった。