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サノフィとアストラゼネカのRSウイルス感染予防薬、FDAが承認

米食品医薬品局(FDA)は17日、仏製薬大手サノフィと英同業アストラゼネカが共同開発した乳幼児の呼吸器合胞体ウイルス(RSウイルス)感染症を予防する抗体療法を承認したと発表した。写真は、サノフィのロゴ。2020年2月6日にパリで撮影。(2023年 ロイター/Benoit Tessier)
[17日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は17日、仏製薬大手サノフィと英同業アストラゼネカが共同開発した乳幼児の呼吸器合胞体ウイルス(RSウイルス)感染症を予防する抗体療法を承認したと発表した。
「Beyfortus(一般名ニルセビマブ)」の商標を持つこの療法は、RSウイルスの流行期に生まれたか、1回目の流行期に入った乳幼児と、2回目の流行期まで重症化しやすい生後24カ月までの小児のRSウイルス感染症予防で承認された。
サノフィによると、両社は次回のRSウイルス流行期前に同薬を米国で発売する計画で、価格についての詳細情報は追って発表する。
RSウイルスは乳幼児の入院の主な原因で、今のところスウェディッシ・オーファン・バイオビトラムの「シナジス」が高リスクの乳幼児向けの予防療法として米国で唯一承認されている。
米小児科学会によると、米国内では毎年、生後12カ月未満の小児の約1─3%がRSウイルス感染症で入院している。