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シェニエール、アジアLNG輸出でパナマ運河利用せず 干ばつ影響
7月10日、液化天然ガス(LNG)輸出大手シェニエール・エナジーのコーリー・グリンダル最高執行責任者(COO)は10日、アジア向けLNG輸送の航路にあたるパナマ運河について、干ばつにより滞船が長引いているため利用を避けていると述べた。写真はテキサス州にあるシェニエールのLNG施設。昨年6月撮影(2023年 ロイター/Callaghan O'Hare)
[バンクーバー 10日 ロイター] - 液化天然ガス(LNG)輸出大手シェニエール・エナジーのコーリー・グリンダル最高執行責任者(COO)は10日、アジア向けLNG輸送の航路にあたるパナマ運河について、干ばつにより滞船が長引いているため利用を避けていると述べた。
パナマ運河は従来、メキシコ湾岸のLNG輸出業者が太平洋経由でアジア向けに出荷する航路として使われるが、数カ月に及ぶ干ばつでパナマ運河にアクセスする大型船は遅延や水深制限に直面している。
グリンダル氏は、LNG関連会議でのメディア会見で「パナマ運河を利用するのは経済的に妥当な場合だが今はそうではない。アジアの市場はそれをサポートしていない。われわれは優先的な顧客でないため、待ち時間により(パナマ運河を)利用する価値はない」と述べた。