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インドネシア中銀、インフレ鈍化で政策金利据え置き 5会合連続

6月22日、インドネシア中央銀行は、主要政策金利を5会合連続で据え置いた。写真は2016年7月、ジャカルタで撮影(2023年 ロイター/Iqro Rinaldi)
[ジャカルタ 22日 ロイター] - インドネシア中央銀行は22日、主要政策金利を5会合連続で据え置いた。5月の消費者物価指数(CPI)上昇率が1年ぶりに中銀の目標レンジの上限に下がったことを受けた措置。
7日物リバースレポ金利を5.75%に据え置いた。翌日物預金ファシリティー金利(FASBI)は5.00%に、貸出ファシリティー金利は6.50%にそれぞれ据え置かれた。
インドネシア経済は商品価格の上昇鈍化で今年減速すると予想されている。一部のエコノミストは中銀が金融緩和の検討を開始する可能性があると指摘している。
中銀のペリー・ワルジヨ総裁は「金融政策の一貫性と政府との調整」により、インフレ率が予想より早く目標に戻ったと指摘。年内は引き続き目標レンジ内で推移するとの見通しを示した。
5月のCPI上昇率は前年比4%に鈍化し、中銀の目標レンジ(2─4%)の上限に戻った。昨年は6%近くまで上昇していた。