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中国、5月新築住宅価格が伸び鈍化 不動産投資は01年以来の大幅減

中国国家統計局が15日発表したデータを基にロイターが算出した5月の新築住宅価格は前月比0.1%上昇と、前月の0.4%から伸びが鈍化した。写真は2022年4月、北京で撮影(2023年 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 15日 ロイター] - 中国国家統計局が15日発表したデータを基にロイターが算出した5月の新築住宅価格は前月比0.1%上昇と、5カ月連続で上昇したが、伸びは前月の0.4%から鈍化した。
前年比では0.1%上昇し、2022年4月以来のプラス転換となった。4月は0.2%下落していた。
これとは別に統計局が発表したデータを基にロイターが算出した5月の不動産投資は前年同月比21.5%減少した。マイナス幅は4月の16.2%から拡大し、少なくとも2001年以来最大となった。
床面積ベースの不動産販売も4月の11.8%減から19.7%減へと、落ち込みは深刻さを増した。
これらのデータを総合すると、不動産業界は安定化に苦慮するとともに回復の勢いを失っており、依然として試練に直面している。
易居研究院智庫センターのアナリスト、厳躍進氏は「不動産市場とマクロ経済状況を考慮すると、このセクターを安定させ、あらゆる種類の政策を早く導入する必要がある。大型の景気刺激策は7月ごろに導入されるだろう」と述べた。
当局が昨年末から講じた不動産市場の支援措置により、市場のセンチメントは上向いた。ただ、ゴールドマン・サックスは今週、不動産市場は今後数年間軟調になり、経済成長の足かせになるとの見方を示している。
新型コロナウイルスの規制解除に伴う第1・四半期の景気回復はここ数カ月勢いを失っており、中国人民銀行(中央銀行)は今週、短期金利の一部を引き下げた。
さらにこの日も中期貸出制度(MLF)金利を10カ月ぶりに引き下げた。