ニュース速報

ビジネス

インド成長率、23/24年度は6─6.8%へ鈍化 政府経済見通し

2023年01月31日(火)19時56分

インド政府は31日に公表した経済調査報告で、2023/24年度の成長率が6─6.8%になるとの見通しを示した。ニューデリーのショッピングモールで12月撮影。(2023年 ロイター/Anushree Fadnavis)

[ニューデリー 31日 ロイター] - インド政府は31日に公表した経済調査報告で、2023/24年度の成長率が6─6.8%になるとの見通しを示した。世界的な景気減速で輸出が打撃を受けるため22/23年度からペースが鈍化するとみている。

力強い内需が海外の減速を一部補うとして、国際通貨基金(IMF)の6.1%よりも高い伸びを予想している。

基本シナリオでは実質国内総生産(GDP)の伸び率6.5%を予測。「世界的な経済・政治情勢の動向に左右されるが、恐らく6.0─6.8%の範囲となるだろう」とした。政府の22/23年度の成長見通しは7%。

報告書は財務省がまとめ、シタラマン財務相が議会に提出した。

22/23年度のインフレ率は中央銀行の目標である2─6%を上回っているが、投資や個人消費を抑制するものではないとの認識を示した。

堅調な国内経済が輸入を下支えする一方で、輸出は世界経済の低迷で鈍化するとみられるため、経常収支赤字が高止まりする可能性があるとした。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国はさらなる不動産対策が必要、景気刺激策の余地あ

ビジネス

IMF専務理事、気候変動対応の意義強調 米財務長官

ビジネス

インテル、第2四半期売上高見通し予想に届かず 関税

ビジネス

加藤財務相、「為替水準の目標」話題にならず 米財務
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは?【最新研究】
  • 2
    日本の10代女子の多くが「子どもは欲しくない」と考えるのはなぜか
  • 3
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 4
    トランプ政権の悪評が直撃、各国がアメリカへの渡航…
  • 5
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    【クイズ】世界で最もヒットした「日本のアニメ映画…
  • 8
    「地球外生命体の最強証拠」? 惑星K2-18bで発見「生…
  • 9
    謎に包まれた7世紀の古戦場...正確な場所を突き止め…
  • 10
    アメリカ鉄鋼産業の復活へ...鍵はトランプ関税ではな…
  • 1
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 2
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 8
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 9
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 10
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中