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米10月求人件数35.3万件減の1030万件、なお高水準

米労働省が30日に発表した10月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が35万3000件減の1030万件だった。2021年5月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)
[ワシントン 30日 ロイター] - 米労働省が30日に発表した10月の雇用動態調査(JOLTS)は、
求人件数が35万3000件減の1030万件だった。減少したものの高水準にとどまっており、連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げにもかかわらず、労働市場がなお堅調に推移していることが示された。
結果はロイターがまとめたエコノミスト予想通りだった。
求人率は6.3%と、前月の6.5%から低下した。
失業者1人当たりの求人件数は1.85件から1.7件に減少した。ただ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の約1.2件をなお大きく上回っている。
離職件数もわずかだが減少。インディード・ハイアリング・ラボで経済調査のトップを務めるニック・バンカー氏は「離職率の低下ペースはさほど急速ではない。転職が引き続き高い水準にあれば名目賃金の伸びは堅調さが維持されるだろう」と述べた。