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暗号資産貸出セルシウス、大幅な債務超過=バーモント州規制当局

2022年07月13日(水)12時36分

 米バーモント州金融規制局は12日、暗号資産(仮想通貨)の貸出業務を手掛けるセルシウス・ネットワークが「大幅な債務超過」に陥っており、顧客などの債権者に対する義務を履行する資産と流動性を保有していないと表明した。写真はセルシウスのロゴと仮想通貨のイメージ(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[12日 ロイター] - 米バーモント州金融規制局は12日、暗号資産(仮想通貨)の貸出業務を手掛けるセルシウス・ネットワークが「大幅な債務超過」に陥っており、顧客などの債権者に対する義務を履行する資産と流動性を保有していないと表明した。

金融規制局は、セルシウスが無登録で証券を販売し、バーモント州の投資家を含む個人投資家に仮想通貨利息口座を提供したと指摘。送金事業者の免許も取得しておらず、最近まで規制当局の監視をほぼ受けずに営業していたとの認識を示した。

「セルシウスは利息口座を証券として登録しておらず、顧客は財務状況、投資活動、リスク要因、預金者など債権者への返済能力といった重要な情報開示を受けていなかった」としている。

セルシウスのコメントは取れていない。

同局は複数の州が進めているセルシウスの調査に加わったことを明らかにした。

セルシウスは先月、「極端な」市場の状況を理由に出金と送金を停止すると発表。アラバマ、ケンタッキー、ニュージャージー、テキサス、ワシントン州の規制当局が調査に乗り出している。

ロイター
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