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米中古住宅販売、4月は2.4%減 価格過去最高

2022年05月20日(金)00時15分

米リアルター協会(NAR)が19日に発表した4月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.4%減の561万戸と、2020年6月以来の低水準を付けた。2021年5月撮影(2022年 ロイター/Karen Ducey)

[ワシントン 19日 ロイター] - 米リアルター協会(NAR)が19日に発表した4月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.4%減の561万戸と、2020年6月以来の低水準を付けた。減少は3カ月連続。住宅在庫不足が続く中、販売価格が過去最高に達したことが重しになり、エコノミスト予想の565万戸も下回った。

地域別では北東部と中西部で増加、南部と西部で減少した。前年同月比では5.9%減。

4月に販売された中古住宅の大部分は、住宅ローン金利上昇前の1、2カ月前に成約したものだった。成約戸数は3月に5カ月連続で減少しているため、販売戸数は今後も減少する公算が大きい。

中古住宅価格(中央値)は前年同月比14.8%上昇の39万1200ドルと、再び過去最高を更新。販売は引き続き高価格帯に集中している。地域別では、他の地域から移り住む人が増えている南部で22%上昇した。

中古住宅の在庫は103万戸と、前年同月比10.4%減。

4月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は2.2カ月。前年同月は2.3カ月だった。健全な需給バランスは6─7カ月とされている。

初回購入者の割合は28%。現金のみによる販売の割合は26%。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、5月12日までの週の30年固定住宅ローン金利は平均は5.30%と、09年7月以来の高水準。米連邦準備理事会(FRB)の3月の利上げ開始を受け、30年固定住宅ローン金利は3月半ば以来、100ベーシスポイント(bp)を超えて上昇している。

ロイター
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