ニュース速報

ビジネス

ゴールドマン第1四半期43%減益、資産管理好調で予想上回る

2022年04月15日(金)00時50分

米ゴールドマン・サックスが14日に発表した第1・四半期決算は利益が43%減少したものの、市場予想は上回った。2021年11月撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

[14日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスが14日に発表した第1・四半期決算は利益が43%減少したものの、市場予想は上回った。株式上場の低迷を受け株式引受事業が不振だったが、ウエルスマネジメントとトレーディング事業が好調だったことで相殺された。

グローバル・マーケッツ部門の純収入は78億7000万ドルと、前年比4%増。債券部門の収入が21%増加したことが押し上げ要因になった。

コンシューマー・アンド・ウェルスマネジメント部門の純収入は21%増の21億ドル。

一方、投資銀行部門の収入は36%減の24億1000万ドル。 ロシアとウクライナの緊張の高まりを背景に、株式上場と債券引受を巡る助言手数料が減少したことが響いた。

ゴールドマンは、ロシアがウクライナを侵攻したことを受け、他に先駆けてロシアから撤退。ソロモン最高経営責任者(CEO)は 「市場環境の急速な変化を受けリスクが前面に出てくる中、株式発行がほぼ停止するなど、顧客の活動に大きな影響が出た」と述べ、「破壊的なウクライナ侵攻を受けた激動の四半期だった」と振り返った。

アドバイザリー業務の収入は、おおむね横ばいの11億3000万ドル。

普通株主帰属利益は38億3000万ドル。1株当たりでは10.76ドル。アナリスト予想は8.89ドルだった。

総収入は約27%減の129億3000万ドル。

第1・四半期の営業費用は18%減。報酬のほか福利厚生関連費用の削減が奏功した。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ファンドマネジャー、記録的なペースで米国株売却=B

ワールド

為替は加藤財務相がベッセント財務長官と協議=赤沢再

ワールド

シンガポール議会解散、5月3日に総選挙

ワールド

米副大統領、対英通商合意「可能性十分」 ゼレンスキ
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトランプ関税ではなく、習近平の「失策」
  • 3
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができているのは「米国でなく中国」である理由
  • 4
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 5
    「世界で最も嫌われている国」ランキングを発表...日…
  • 6
    NASAが監視する直径150メートル超えの「潜在的に危険…
  • 7
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 8
    シャーロット王女と「親友」の絶妙な距離感が話題に.…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 4
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 5
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 6
    「ただ愛する男性と一緒にいたいだけ!」77歳になっ…
  • 7
    投資の神様ウォーレン・バフェットが世界株安に勝っ…
  • 8
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 9
    コメ不足なのに「減反」をやめようとしない理由...政治…
  • 10
    まもなく日本を襲う「身寄りのない高齢者」の爆発的…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 7
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中