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景気動向一致指数12月は0.2ポイント低下、輸出減など響く=内閣府

2月7日、内閣府が公表した12月の景気動向指数(速報値、2015年=100)は、指標となる一致指数が前月比0.2ポイント低下の92.6と、3カ月ぶりのマイナスだった。写真は都内で1月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
[東京 7日 ロイター] - 内閣府が7日公表した12月の景気動向指数(速報値、2015年=100)は、指標となる一致指数が前月比0.2ポイント低下の92.6と、3カ月ぶりのマイナスだった。卸売販売のプラス幅縮小や輸出、鉱工業生産指数の減少が響いた。
卸売販売額は機械器具などの減少で前年比のプラス幅が前月より縮小したほか、輸出数量指数も欧州やアジア向けを中心に前月比で減少した。鉱工業生産指数は、ボイラーや半導体製造装置などの減少で前月比で減少した。
耐久消費財出荷指数や有効求人倍率は改善した。
一致指数から一定のルールで機械的に決まる基調判断は、前回同様「足踏みを示している」で据え置いた。
一方、先行指数は前月比0.4ポイント上昇の104.3と3カ月連続のプラスだった。中小企業の売り上げ見通しや新規求人数が大幅に改善したのが寄与した。
マネーストックや鉱工業用生産財在庫率指数は指数を下押しした。
*内容を追加しました。