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米FRB、債券購入「かなりの間」現行維持=ブレイナード理事
米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は13日、FRBの債券買い入れ規模について、「かなりの間」現行水準に維持されるとの見方を示した。ワシントンのFRB本部で2018年8月撮影(2020年 ロイター/Chris Wattie)
[ワシントン 13日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は13日、FRBの債券買い入れ規模について、「かなりの間」現行水準に維持されるとの見方を示した。
ブレイナード理事は講演で、目標達成に向け大きく進展したと確認されるまで買い入れ策の調整は行わないとFRBはこれまでも明確に示してきたとし、「雇用と物価の両面で目標達成には程遠く、楽観的なシナリオの下でも大幅な進展が得られるまでに時間がかかる」と指摘。 「実勢インフレ率とインフレ期待が持続的に改善していくか見極めたい」と述べた。
ただ、景気が悪化した場合、FRBには毎月の買い入れを増額させる用意があると表明。「資産買い入れ策が景気回復支援に大きな影響を及ぼすという広範な合意が得られている」とし、「正当化されると判断すれば、FRBには当然、買い入れを増額する用意がある」と述べた。
*内容を追加しました。