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フィリピン経済、今年は「素晴らしい回復」に=中銀総裁
1月12日 フィリピン中央銀行のジョクノ総裁は「ロイターネクスト」会合で、新型コロナウイルス流行の打撃を受けたフィリピン経済にとって最悪期は過ぎたとの認識を示し、今年は「素晴らしい回復」が見込まれると述べた。写真は2016年3月、マニラで撮影(2021年 ロイタ/Romeo Ranoco)
[マニラ 12日 ロイター] - フィリピン中央銀行のジョクノ総裁は12日、「ロイターネクスト」会合で、新型コロナウイルス流行の打撃を受けたフィリピン経済にとって最悪期は過ぎたとの認識を示し、今年は「素晴らしい回復」が見込まれると述べた。
現在の緩和的な金融政策スタンスについては、成長の復活にとって十分だと付け加えた。
総裁は「最悪は過ぎた。回復局面が始まった」と指摘。海外からの送金や直接投資の改善といった「回復の兆し」がみられるとした。
また、成長率が昨年第4・四半期に「堅調」となり、今年第2・四半期には「2桁」になるとの見通しも示した。2020年のGDP(国内総生産)データは28日に公表される。
総裁は経済成長率について、昨年が8.5─9.5%のマイナス成長、今年が6.5─7.5%のプラス成長になるとの見通しを示した。
2020年に平均2.6%だったインフレ率については、今年と2022年も2─4%の目標レンジに収まる見通しだとした。
中銀は2月11日に金融政策決定会合を開く。