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東京株式市場・大引け=反落、192円安 利益確定売りが優勢
東京株式市場で日経平均は反落した。前週に大幅上昇したこともあり、きょうは終日利益確定売りが優勢となった.(2018年10月11日、ロイターIssei Kato撮影)
[東京 17日 ロイター] -
日経平均<.N225>
終値 23096.75 -192.61
寄り付き 23189.48
安値/高値 23,068.53─23,248.75
TOPIX<.TOPX>
終値 1609.82 -13.56
寄り付き 1618.57
安値/高値 1,609.82─1,624.41
東証出来高(万株) 81922
東証売買代金(億円) 15014.97
東京株式市場で日経平均は反落した。前週に大幅上昇したこともあり、きょうは終日利益確定売りが優勢となった。夏季休暇明けで手掛かり材料にも乏しく模様眺めムードが支配し、東証1部の売買代金は1兆5014億9700万円と2兆円を大幅に下回り今年2番目の少なさとなった。
寄り付き前に発表された4─6月期実質国内総生産(GDP)が前期比マイナス7.8%、年率換算でマイナス27.8%となったが、悪化については織り込み済みとの見方が多い。また、立ち会い時間中に、安倍首相が東京都内の病院に入ったとの報道があったが、材料視されなかった。
日経平均は前営業日比99円88銭安の2万3189円48銭で反落スタート。その後は下げ幅を40円安まで縮小したが再び下落基調となり、一時220円83銭の2万3068円53銭で安値をつけた。旧盆明けの月曜日は例年、商いが閑散で見送られる傾向が強く、この日も薄商いとなった。
市場では「お盆前は薄商い相場となるのが日本株式市場の特徴だが、先週は株価は上昇、商いも膨らむなど、やや異例な1週間となっていた。きょうは通例に沿ったような相場。特段な材料もなく、利食い売りが膨らんだ」(東海東京調査センターのシニアエクイティマーケットアナリスト、仙石誠氏)との声が聞かれた。
TOPIXは続落。東証33業種では、精密機器、サービス業、陸運業、医薬品などの31業種が値下がりした。値上がりしたのは海運業と空運業の2業種にとどまった。
個別では、生鮮宅配のオイシックス・ラ・大地<3182.T>がストップ高比例配分。14日に発表した大戸屋ホールディングス<2705.T>との業務提携契約と堅調な企業決算が好感された。2020年4─6月期連結決算は、純利益が前年同期比4.4倍の11億円となった。
東証1部の騰落数は、値上がり635銘柄に対し、値下がりが1452銘柄、変わらずが86銘柄だった。