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英BA親会社、増資で27.5億ユーロ調達へ コロナ危機に備え

2020年07月31日(金)19時29分

 7月31日、英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は株主割当増資によって27億5000万ユーロ(32億7000万ドル)を調達する計画を明らかにした。写真は2011年5月、ロンドンのヒースロー空港で撮影(2020年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 31日 ロイター] - 英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社であるインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は株主割当増資によって27億5000万ユーロ(32億7000万ドル)を調達する計画を明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた財務状況を改善し、一段のショックに備える。

9月8日の株主総会で承認を得る必要がある。筆頭株主のカタール航空の支持を得ているという。

ウイリー・ウォルシュ最高経営責任者(CEO)はBBCに対し、航空会社にとって歴史上最も深刻な危機を乗り切るために増資が必要と強調した。7月までに運航能力の50%程度まで回復させたかったが、実際は20%にとどまったと述べた。

需要低迷は2023年まで続く可能性があるとし、構造改革を準備していると明らかにした。BAはこれまでに1万2000人の雇用削減が必要と表明している。

第2・四半期決算は特別項目を除く営業損益が13億6500万ユーロの赤字だった。

IAGの株価は7%下落し2012年以来の安値をつけた。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
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