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米当局、モデルナに4.72億ドル追加援助 新型コロナワクチン開発で

2020年07月27日(月)11時29分

 7月27日、米バイオ医薬品企業モデルナは26日、米生物医学先端研究開発局(BARDA)から新型コロナウイルスのワクチン開発援助資金を追加で4億7200万ドル受け取ったと発表した。写真はマサチューセッツで5月撮影(2020年 ロイター/Brian Snyder)

[26日 ロイター] - 米バイオ医薬品企業モデルナは26日、米生物医学先端研究開発局(BARDA)から新型コロナウイルスのワクチン開発援助資金を追加で4億7200万ドル受け取ったと発表した。

追加援助は、新型コロナワクチン候補の臨床試験(治験)の拡大第3相試験を含む、同社の後期段階の臨床開発を支援するとしている。

モデルナは4月に、疾患治療技術に出資する連邦政府機関のBARDAから4億8300万ドルの開発援助を受けた。当時同社のワクチン候補は米国立衛生研究所(NIH)が実施する治験の初期段階にあった。

バンセル最高経営責任者(CEO)はプレスリリースで「第1相試験のデータに後押しされ、われわれは当社のmRNAワクチンが新型コロナのパンデミック(世界的流行)に対処し、将来のアウトブレイク(集団発生)を防ぐための助けになり得ると信じる」と説明した。

今回の追加分を含めると、モデルナのワクチン候補へのBARDAの資金援助額は約9億5500万ドルに上る。

第3相試験は7月27日に始まる予定。

モデルナは、2021年から年間約5億─10億回分のワクチン製造能力を目指す方針に変わりは無いとしている。

ロイター
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