ニュース速報

ビジネス

ドルが対円で上昇、米雇用統計は予想ほど悪化せず=NY外為

2020年05月09日(土)06時41分

ニューヨーク外為市場ではドルが対円で上昇。朝方発表された4月の米雇用統計は、新型コロナ流行が影響し雇用者数が大幅な落ち込みとなったものの、予想ほどは悪化しなかった。写真は2013年2月撮影(2020年 ロイター/Shohei Miyano/Illustration/File Photo)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対円で上昇。朝方発表された4月の米雇用統計は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が影響し雇用者数が大幅な落ち込みとなったものの、予想ほどは悪化しなかった。

米株高となる中、リスク選好度も高まった。

雇用統計では非農業部門雇用者数が前月から2050万人減と、1930年代の大恐慌以降で最大の落ち込みとなった。エコノミスト予想は2200万人減だった。失業率は14.7%と、第2次世界対戦後に記録した1982年11月の10.8%を上回り、戦後最悪となった。

終盤の取引で、ドル/円は0.4%高の106.71円。ユーロ/ドルは横ばいの1.0836ドル。

ドル指数<=USD>はほぼ変わらずの99.77。

週足では、ドルは対ユーロと対スイスフランで約1カ月ぶりの上昇を記録した。

バンノックバーン・グローバル・フォレックスの首席市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は、市場は雇用統計に反応薄だったと指摘した。

OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏も「雇用統計から新材料は得られなかった。相場の動きは失われた雇用の大半が一時的との見方を示唆している」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米財務長官が今週ウクライナ訪問、資源アクセスなど協

ワールド

ウクライナ大統領、ロシア西部州との領土引き換え案提

ワールド

メキシコ、米の鉄鋼・アルミ関税「不当」 と反発

ワールド

オープンAI「売り物でない」、マスク氏の買収提案に
MAGAZINE
特集:ガザ所有
特集:ガザ所有
2025年2月18日号(2/12発売)

和平実現のためトランプがぶち上げた驚愕の「リゾート化」計画が現実に?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった...スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
  • 2
    2025年2月12日は獅子座の満月「スノームーン」...観察方法や特徴を紹介
  • 3
    iPhoneで初めてポルノアプリが利用可能に...アップルは激怒
  • 4
    世界のパートナーはアメリカから中国に?...USAID凍…
  • 5
    研究者も驚いた「親のえこひいき」最新研究 兄弟姉…
  • 6
    0.39秒が明暗を分けた...アルペンスキーW杯で五輪メ…
  • 7
    メーガン妃の最新インスタグラム動画がアメリカで大…
  • 8
    極めて珍しい「黒いオオカミ」をカメラが捉える...ポ…
  • 9
    便秘が「大腸がんリスク」であるとは、実は証明され…
  • 10
    イスラム×パンク──社会派コメディ『絶叫パンクス レ…
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった...スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
  • 3
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 4
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 5
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮…
  • 6
    Netflixが真面目に宣伝さえすれば...世界一の名作ド…
  • 7
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 8
    研究者も驚いた「親のえこひいき」最新研究 兄弟姉…
  • 9
    メーガン妃の最新インスタグラム動画がアメリカで大…
  • 10
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 8
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 9
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中