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英WPP、買収合戦でソレル前CEOに警告=関係筋

2018年07月05日(木)14時45分

 7月5日、関係筋によると、英広告大手WPPは、マーティン・ソレル前最高経営責任者(CEO)に対し、退職金を受け取れなくなる恐れがあると警告した。写真は同CEO。カンヌで6月撮影(2018年 ロイター/ERIC GAILLARD)

[ロンドン 4日 ロイター] - 関係筋によると、英広告大手WPPは、マーティン・ソレル前最高経営責任者(CEO)に対し、退職金を受け取れなくなる恐れがあると警告した。ソレル氏の新会社「S4キャピタル」とWPPが同じ会社の買収を目指していることが背景という。

関係筋によると、WPPの弁護士はソレル氏に書簡を送り、守秘義務契約に違反すれば、退職金として支給される株式を受け取れなくなる恐れがあると通知した。退職金は2000万ポンド(2650万ドル)相当に達する可能性がある。

S4キャピタルとWPPは、オランダのデジタル制作会社メディアモンクスを巡って買収合戦を展開しているが、ソレル氏が退社時にWPPと交わした契約には競争を禁じる条項が含まれていたという。

S4キャピタルに近い筋は、WPPが買収を妨害しようとしていると指摘。S4キャピタルが法的な助言を受けたことを明らかにした。

ロイター
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