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米国株式市場は下落、米中通商協議巡る先行き不透明感が重し
5月22日、米国株式市場は、米中通商協議を巡る先行き不透明感が払拭(ふっしょく)されない中、下落して終了。エネルギー株や工業株に売りが出た。18日撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場は、米中通商協議を巡る先行き不透明感が払拭(ふっしょく)されない中、下落して終了。エネルギー株や工業株に売りが出た。
前日は、通商協議を終えた米中両国が貿易戦争を「保留」とし、協議を継続する姿勢が好感され、株価は上昇していた。
トランプ米大統領は22日、米中通商協議に満足していないと表明。米国が制裁を科している中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)<0763.HK><000063.SZ>については中国側との合意はまだないと明らかにした。また、ZTEに対し最大13億ドルの罰金を科し、経営陣の刷新を求める案を提示した。
大統領はさらに、6月12日に設定した米朝会談を予定通りに行わない可能性は「十分ある」と語った。
専門家は、トランプ大統領の米朝会談やZTEに関する発言で、投資家は米中通商問題を巡る前日の高揚感から現実に引き戻された格好だと指摘。「米中の通商問題は大方の予想ほど早くは終結しないという現実だ」と述べた。
S&P工業株<.SPLRCI>は1.3%下落。前日には約2カ月ぶりの大幅上昇を記録していた。
S&Pエネルギー株<.SPNY>も1.3%下落。
米百貨店コールズ
米自動車大手の株価は上昇。中国が自動車・自動車部品の輸入関税の大幅な引き下げを発表したことを受けた。
鉄鋼株も上昇。米商務省は21日、中国で生産された後にベトナムから輸入された鉄鋼製品に対し、反ダンピング(不当廉売)関税や補助金に関する相殺関税を課すことを決めた。
米電気自動車大手テスラ
米半導体大手マイクロン・テクノロジー
米自動車部品小売チェーンのオートゾーン
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.49対1の比率で上回った。ナスダックでは1.33対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約62億株。直近20営業日の平均は66億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 24834.41 -178.88 -0.72 25047.55 25064.9 24812.0 <.DJI>
9 6
前営業日終値 25013.29
ナスダック総合 7378.46 -15.58 -0.21 7420.85 7432.53 7370.33 <.IXIC>
前営業日終値 7394.04
S&P総合500種 2724.44 -8.57 -0.31 2738.34 2742.24 2721.88 <.SPX>
前営業日終値 2733.01
ダウ輸送株20種 10741.62 -125.70 -1.16 <.DJT>
ダウ公共株15種 674.72 +1.86 +0.28 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1366.97 +7.63 +0.56 <.SOX>
VIX指数 13.22 +0.14 +1.07 <.VIX>
S&P一般消費財 834.83 -4.02 -0.48 <.SPLRCD>
S&P素材 373.17 -3.43 -0.91 <.SPLRCM>
S&P工業 633.61 -8.01 -1.25 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 508.14 -1.18 -0.23 <.SPLRCS>
S&P金融 469.29 +2.77 +0.59 <.SPSY>
S&P不動産 190.27 +0.20 +0.11 <.SPLRCREC
>
S&Pエネルギー 571.99 -7.41 -1.28 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 960.21 -2.66 -0.28 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 147.12 +0.21 +0.14 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1213.53 -3.17 -0.26 <.SPLRCT>
S&P公益事業 249.44 +0.97 +0.39 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.31億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 22940 - 20 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物6月限 円建て 22935 - 25 大阪比 <0#NIY:>
(ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)