ニュース速報

ビジネス

米中、貿易摩擦巡る2度目の協議交渉を開始

2018年05月18日(金)08時23分

5月17日、トランプ米大統領は中国などが貿易を巡り「わがまま」になったとの認識を示した。写真は17日、ワシントンのホワイトハウスで撮影(2018年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 17日 ロイター] - 米中の2度目の貿易交渉が17日にワシントンで始まった。トランプ米大統領は17日、記者団に対して、中国は米国との通商で「非常にわがまま」になったと述べ、中国との関係修復に懐疑的な見方を示した。

トランプ氏は、中国は長年にわたり米国から搾取してきたと批判し「こうしたことを続けることはできない」と中国の習近平国家主席に伝えたと明らかにした。

一方で、米中当局が協議を通じて関係修復に努めていることを評価。「それが成功するかどうかは疑問に思いがちだ。なぜなら、中国が(対米貿易に関して)非常にわがままになったからだ」と述べた。

貿易不均衡の是正や知的財産権保護に関する協議は、18日まで2日間の日程で行われる。ホワイトハウスの報道官によると、トランプ氏は、中国の劉鶴副首相と17日に会談する予定

トランプ氏は、中国の習近平国家主席から、米政府による中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)に対する制裁措置の見直しを求められ、それに同意したと明らかにした。ZTEは米企業から多くの部品を調達しており、かなりのビジネスだとした上で「ZTEとのやりとりは、全体の取引のごく一部でしかない」と説明した。

*見出しと内容を更新します。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ムーディーズ、世界銀行の格下げ警告 米支援停止なら

ワールド

トランプ氏、アルミ・鉄鋼に25%関税 例外措置を撤

ワールド

鉄鋼・アルミ関税、オーストラリア免除を検討へ トラ

ワールド

トランプ米大統領、就任後に中国・習主席と電話協議
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「だから嫌われる...」メーガンの新番組、公開前から大炎上の納得理由
  • 2
    極めて珍しい「黒いオオカミ」をカメラが捉える...ポーランドで発見
  • 3
    iPhoneで初めてポルノアプリが利用可能に...アップルは激怒
  • 4
    メーガン妃の最新インスタグラム動画がアメリカで大…
  • 5
    研究者も驚いた「親のえこひいき」最新研究 兄弟姉…
  • 6
    36年ぶりの「絶頂シーン」...メグ・ライアンの「あえ…
  • 7
    世界のパートナーはアメリカから中国に?...USAID凍…
  • 8
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 9
    Netflixが真面目に宣伝さえすれば...世界一の名作ド…
  • 10
    イスラム×パンク──社会派コメディ『絶叫パンクス レ…
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギー不足を補う「ある食品」で賢い選択を
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮…
  • 7
    Netflixが真面目に宣伝さえすれば...世界一の名作ド…
  • 8
    研究者も驚いた「親のえこひいき」最新研究 兄弟姉…
  • 9
    メーガン妃の最新インスタグラム動画がアメリカで大…
  • 10
    「嫌な奴」イーロン・マスクがイギリスを救ったかも
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 5
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 8
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中