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米司法省の140億ドル和解提案、ドイツ銀行が争う姿勢

9月16日、過去のモーゲージ担保証券の不適切販売をめぐり、米司法省が140億ドルで和解を提案した件で、ドイツ銀行は争う姿勢を示した。写真はフランクフルトのドイツ銀行本店、1月撮影(2016年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[フランクフルト 16日 ロイター] - 過去のモーゲージ担保証券(MBS)の不適切販売をめぐり、米司法省が140億ドルで和解を提案した件で、ドイツ銀行
ドイツ銀行は最大30億ユーロ(34億ドル)の提案を想定していたが、大きく上回る額が示された。資本比率を維持するため、投資家からの新たな資金調達や、資産売却が必要となる可能性も指摘されている。
ドイツ銀行は声明で「提案された額付近で和解するつもりはない。交渉は始まったばかりだ。他の銀行はこれよりも相当低い金額で和解しており、それに近い水準で決着するはず」との認識を示した。
独財務省は、ドイツ銀行の不適切販売問題について、公正な結果に落ち着くと見込んでいるとの見解を示した。
16日の取引で、ドイツ銀行の株価は8.47%安の11.99ユーロで引けた。
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