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前場の日経平均は小反落、円高基調を嫌気
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8月23日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比37円17銭安の1万6561円02銭と小幅に反落した。写真は都内で昨年7月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 23日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比37円17銭安の1万6561円02銭と小幅に反落した。為替が1ドル100円台前半まで円高方向に振れたことを嫌気し、自動車、電機などの輸出株に売りが先行。一時は節目の1万6500円に接近したが、日銀のETF(上場投資信託)買いに対する期待が根強く、次第に下げ渋った。内需系セクターが総じて堅調だったことも相場の支えになった。
日経平均は前場の値幅が67円と狭いレンジでもみ合った。26日のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、様子見ムードが広がり、前場の東証1部売買代金は6874億円と低調だった。市場では「閑散相場ではあるが、内需株の個別物色がみられるなど押し目買いスタンスの投資家も少なくない。中期的には戻りを試す展開だろう」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は値上がり740銘柄に対し、値下がりが1084銘柄、変わらずが141銘柄だった。