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ECBが融資拡大後押し、積極的な銀行に利子支払う用意

2016年03月11日(金)01時15分

 3月10日、ECBのドラギ総裁は、銀行への長期資金供給で利子を払う可能性があると明らかにした。写真はフランクフルトで同日撮影(2016年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[フランクフルト 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、10日の理事会で決定した新たな貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)について、銀行が家計や企業に対し融資を実施するなら、ECBは銀行に対し利子を支払って資金を提供する用意があることを明らかにした。

ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、新たな貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO2)の期限は4年となり、主要リファイナンシング・オペ(MRO)金利で提供されると説明。ECBは今回の理事会で主要政策金利を0.05%から0.00%に引き下げている。

ドラギ総裁は、より多くの融資を実施する銀行に対しては金利は一段と引き下げられるとし、「最大限引き下げられた場合、入札時のTLTRO2の金利は中銀預金金利と同水準となる」と述べた。

ロイター
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