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日本の経済成長、ダウンサイドのリスクある=ムーディーズ

2016年03月07日(月)19時21分

 3月7日、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、日本のソブリン格付けを判断するうえで重要な要素である経済成長に関し、ダウンサイドのリスクがあるとの見方を示した。写真は安倍首相、1月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 7日 ロイター] - ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、日本のソブリン格付けを判断するうえで重要な要素である経済成長に関し、ダウンサイドのリスクがあるとの見方を示した。日本国債担当アナリスト、クリスチャン・ドゥグズマン氏が7日、ロイターとのインタビューで述べた。

ドゥグズマン氏は「成長見通しは、われわれが常に見ている懸念の1つだ。われわれは、日本の非常に低い潜在成長力をすでに格付けに織り込んでいるが、実際の成長は予想していたよりもやや弱い」と述べた。

ムーディーズは現時点で、日本の2016年の成長率を1%と見込んでいるが、「最近の2四半期のパフォーマンスをみれば、その予測にはダウンサイドリスクがいくらかある」と語った。

ムーディーズは、安倍晋三首相が10%への消費再増税延期を決めた翌月の14年12月に、債務削減目標をめぐる不透明感の高まりを理由に日本の格付けをA1に引き下げた。見通しは安定的。

(伊賀大記)

ロイター
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