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米経済に対する海外情勢リスクに「一層の警戒必要」=FRB理事

2015年11月07日(土)11時23分

[ワシントン 6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は6日、米利上げが海外の経済情勢に打撃を与え、米経済がその影響にさらされる恐れがあると警鐘を鳴らした。

ブレイナード理事は講演原稿で、米金利がすでにゼロ近辺にあることを踏まえると、米経済はとりわけ脆弱とし、「海外からの悪影響の波及効果を従来型の政策によって相殺する能力は限られており、通常よりも一層の警戒が求められる」と強調した。

FRBの利上げ開始時期については言及しなかったものの、米国が他の主要国に先駆け金利引き締めに動くとの見通しは、ドル高という形ですでに米経済成長の足かせになっているとの見解を示した。

理事は、中国で膨張するバブルに「懸念」を表明。さらに、「海外での一段の成長鈍化は、米経済見通しへの下振れリスクとなる可能性がある」と語った。

*カテゴリーを加えて再送します。

ロイター
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