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味の素、16年3月期利益計画を上方修正 海外食品事業が寄与

2015年11月05日(木)16時57分

[東京 5日 ロイター] - 味の素 <2802.T>は5日、2016年3月期の連結営業利益予想を820億円から前年比15.4%増の860億円に上方修正した。東南アジアをはじめとする海外での食品事業の拡大が寄与する。

同社は同日、2000万株・300億円を上限に自社株を取得すると発表した。発行済み株式総数の3.38%に相当する。取得期間は6日から2016年2月24日で、取得した自社株は全て消却する。

トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト13人の営業利益予測の平均値は878億円となっている。

海外食品事業は363億円の計画を432億円に引き上げた。アジアを中心に調味料の販売が好調だという。また、ブラジルのレアル安により、ブラジルからの輸出の採算が向上した。一方、日本食品事業は、ギフト市場の縮小により計画を引き下げた。味の素製薬とエーザイの<4523.T>消化器疾患領域事業の統合に伴う費用の発生により、医薬品事業も下方修正となっている。

4―9月期の連結売上高は前年同期比26.1%増の5898億円、営業利益は同68.2%増の480億円となった。中間期としては過去最高の営業利益。

(清水律子)

ロイター
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