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ゆうちょ銀とかんぽ生命の株式売出価格、仮条件の上限で決定

10月19日、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険は、新規株式公開に伴う売出価格を発表した。ゆうちょ銀行は1株当たり1450円、かんぽ生命は2200円。写真は、日本郵政グループの看板、6月撮影(2015年 ロイター/Thomas Peter)
[東京 19日 ロイター] - ゆうちょ銀行<7182.T>、かんぽ生命保険<7181.T>は19日、新規株式公開(IPO)に伴う売出価格を発表した。ゆうちょ銀行は1株当たり1450円、かんぽ生命は2200円と、それぞれ仮条件の上限で決まった。
仮条件はゆうちょ銀行が1250─1450円、かんぽ生命が1900─2200円だった。
両銘柄は投資家にとって、大幅な値上がりを期待するより持ち続けることで価値が高まる「資産銘柄」として位置づけられ、底堅く「静かな人気」(証券会社)があったという。
ゆうちょ銀行、かんぽ生命ともに、配当利回り(今期予想ベース)がそれぞれ約3.3%、約2.5%と、日経平均株価<.N225>の対象銘柄より高いのが魅力となっている。
両社の親会社、日本郵政<6178.T>の売出価格は26日に決まる予定。日本郵政の売出価格が仮条件(1100─1400円)の上限で決まると、配当利回りは約3.2%となる見込み。
*内容を追加しました。
(江本恵美)