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ANA、成田―パリ線運休へ 羽田発に一本化
6月2日、ANAホールディングス傘下の全日本空輸は、成田空港発のパリ線を10月下旬から運休することを明らかにした。2014年8月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 2日 ロイター] - ANAホールディングス<9202.T>傘下の全日本空輸(ANA)は2日、成田空港発のパリ線を10月下旬から運休することを明らかにした。利用率のより高い羽田空港発に一本化し、使用機材も大型化する。
競争環境や需給動向などを総合的に判断し、効率的な運航で収益向上をめざす。
成田─パリ線は1日1便毎日運航していたが、運休後も共同運航(コードシェア)はしない予定。羽田ーパリ線(1日1便)では、これまでB787―8型機(169席)を使用していたが、10月下旬からB787―9型機(215席)へ機材を大きくする。
ANAの欧州でのネットワークについては、1日にも成田とベルギーの首都ブリュッセルを結ぶ新規路線を10月下旬に開設することを発表したばかり。運航すれば、日本ーブリュッセル間の唯一の直行便で、14年ぶりの就航となる。ブリュッセルはEU(欧州連合)などの本部があり、日本企業も多く進出しているため、ビジネス客を中心に需要を見込む。路線の見直しを進め、顧客の利便性を高める。
(白木真紀)