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欧州株式市場サマリー(31日)
[31日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反落。たばこ会社やコモディティ関連の株が売られ、全体水準を押し下げた。ただ、1─3月期では約3.2%上昇し、2013年以来の大きな伸びとなった。
世界第4位のたばこメーカー、インペリアル・タバコ・グループ
米国が利上げを控えていることから、比較的配当利回りが高いとされる生活必需品関連にとっては重しとなっていると投資家はみる。
利上げ観測を背景にドル高が進み、鉱業や石油など、コモディティのドル建て商品に割高感が出ていることも関連相場を押し下げた。
一方、再編計画が好感された欧州のホームセンター最大手キングフィッシャー
<欧州株式市場> 反落。四半期末でこのところの株価上昇による利益を確定する売りが集中した。
FTSEユーロファースト300指数<.FTEU3>は11.22ポイント(0.70%)安の1585.09で取引を終えた。1-3月の四半期ベースでは、欧州中央銀行(ECB)の資産購入プログラムに後押しされる形で約16%の上昇となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は30.42(0.82%)安の3697.38だった。
トムソン・ロイター・データストリームによると、欧州株式相場は1-3月に18%上昇し、時価総額は約6650億ユーロ(7100億ドル)の値上がりとなった。
自動車株は今年に入って最も値上がりしており、投資家はこの日利益確定に動いた。ドイツ自動車大手のBMW
ドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>は0.99%安となったものの、第1・四半期では約22%上昇し、四半期ベースで1988年にDAXを創設して以来の大幅な伸び率を記録した。
フランスのCAC40指数<.FCHI>は0.98%安だった。