ニュース速報

ビジネス

東京マーケット・サマリー(31日)

2015年03月31日(火)18時52分

<外為市場>

午後5時のドル/円 は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル高/円安の120円前半。欧米勢にとって四半期末であり、本邦勢にとっては四半期末・年度末が重なったことで、実需のフローが予想されたが、ふたをあけてみると若干買いが上回った。正午までには利益確定売りも出て、ドルは高値から反落。午後にかけては、期末のフローはほぼ一巡したもよう。

<株式市場>

東京株式市場で日経平均は大幅反落。前日の米国株高や円安の進行など外部環境を好感し、寄り付き後に前日比で一時195円高となるなど買いが先行したものの、手がかり材料に乏しく下げに転換。後場に入ると先物主導で売られ、204円安できょうの取引を終了した。主力株が総じて軟調に推移。電鉄関連など内需株の下げが目立った。

<短期金融市場> 18時07分現在

無担保コール翌日物金利の加重平均レートは、速報ベースで0.015%になった。

前日(0.064%)を大きく下回った。すでに期越え調達が一巡し、朝方から調達意欲が限られた。一部0.001%でも取引が成立したが、閑散とした中で出合いは散発的で、取引レートは大きくばらけた。ユーロ円3カ月物金利先物は期末で動意薄。

日本証券業協会が公表した31日の「東京レポ・レート」で、4月1日スタートのGC翌日物レートは0.034%と前日のマイナス0.001%から上昇した。

<円債市場> 

国債先物中心限月6月限は前日比28銭安の147円22銭と反落して引けた。円安・株高への警戒感から、朝方から売りが先行した。いったん、買い戻しが入る場面もあったが、4月以降の期初売りや国債入札が警戒されて一時下げ幅を拡大。先物6月限は一時147円16銭に水準を切り下げた。

現物市場は先物安を受けて長期ゾーンを中心に軟調。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同3.5bp高い0.400%に上昇した。超長期ゾーンは月末の年限長期化に絡んだ買い期待からしっかりと推移する場面もあったが、「思ったほど買いが入らなかった」(国内金融機関)ことから、急速に上値を重くした。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:インド中間層、インフレで支出切り詰め 経

ビジネス

米国株式市場=続落、FRBのタカ派的発言とトランプ

ワールド

ロシア、濃縮ウランの対米輸出を制限 原発に供給リス

ビジネス

NY外為市場=ドル軟調、米金利見通し見直す動き
MAGAZINE
特集:またトラ
特集:またトラ
2024年11月19日号(11/12発売)

なぜドナルド・トランプは圧勝で再選したのか。世界と経済と戦争をどう変えるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制度を利用するため彼らはやって来る
  • 4
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 5
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 6
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 7
    投資家は「東京メトロ」をどう見るべきか...「今さら…
  • 8
    新たな大谷翔平伝説が始まる...「ますますリスペクト…
  • 9
    「ワキ汗」は健康の問題、ひとりで悩まないで──ジェ…
  • 10
    世界の若者を苦しめる「完璧主義後遺症」...オードリ…
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 3
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラッドレー歩兵戦闘車が「戦略的価値を証明」する戦闘シーン
  • 4
    ウクライナ軍ドローン、1000キロ離れたロシア拠点に…
  • 5
    本当に「怠慢」のせい? ヤンキース・コールがベース…
  • 6
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 7
    NewJeansのミン・ヒジン激怒 「似ている」グループは企…
  • 8
    「歌声が聞こえない」...ライブを台無しにする絶叫フ…
  • 9
    海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「空母化」、米…
  • 10
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 5
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 6
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 7
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 8
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中