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スイスのUBP、英RBS傘下のクーツ国際事業買収で合意
[チューリヒ/ロンドン 27日 ロイター] - スイスのプライベートバンク、ユニオン・バンケール・プリヴェ(UBP)は27日、英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
UBPのチーフエグゼクティブは声明で「今回の買収は、ウェルスマネジメント事業をさらに発展させるというわれわれのコミットメントを確認するものであり、成長戦略における重要な節目だ」と強調。
「特に、クーツの国際事業が長年にわたり富裕層の顧客との関係を築いてきたアジアなど、潜在性の高い市場にとってはそうなるだろう」と述べた。
UBPは、スイス、モナコ、中東、シンガポール、香港などの事業を取得するとしている。
クーツ・インターナショナルの広報担当者は、買収をめぐる金銭的な条件については、公表しないことで双方合意しているとしている。
RBSはクーツの売却価格について、取引完了の際の運用資産に応じて決定されるとし、事業価値にプレミアムを上乗せした水準になるとしている。
また、取引には1万5000─2万人の顧客が含まれるが、英国と関連の深い3000人程度の顧客はRBSが保持する方針という。
26日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、関係筋からの話として、UBPは6億─8億ドル程度を支払うと報道していた。
ある関係者はロイターに対して、FTが報道している金額の範囲について、正しい数字だと話したが、それ以上の詳細には触れなかった。
英国政府が80%出資するRBSは、中核となる英国内での個人向け銀行業務と商業銀行業務に注力するため、国際市場からの撤退を進めている。
*内容を追加して再送しました。