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台湾で日本食品回収との報道、事実関係を確認中=林農相

2015年03月27日(金)10時37分

 3月27日、林芳正農林水産相は閣議後会見で、台湾で東京電力福島第1原発の事故後に輸入が禁止された福島県などの日本産食品が輸入され回収されたとの報道について述べた。都内で2月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 27日 ロイター] - 林芳正農林水産相は27日の閣議後会見で、台湾で、東京電力<9501.T>福島第1原発の事故後に輸入が禁止された福島県などの日本産食品が輸入され回収されたとの報道について「関係省庁と連携して、(台湾との窓口である)交流協会を通じ、報道の事実関係について確認している」と述べた。

台湾が日本に対し、産地証明を義務づける新たな規制を導入するとの報道については「引き続き、台湾に対し、科学的な根拠に基づいて輸入規制を緩和してもらうよう、今まで同様粘り強く求めていく」とした。

沖縄県の米軍普天間飛行場の移転問題をめぐり、沖縄県が辺野古沖での移設作業の停止を指示、これに対して沖縄防衛局が行政不服審査法に基づく不服審査請求を農水省に提出していることについて対応を問われ、林農相は「行政不服審査法の規定に基づいて、沖縄県から提出される意見書の内容も十分検討して、まずは執行停止するか否かの決定を行っていきたい」との見解を示した。

(宮崎亜巳)

ロイター
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