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東南アジア株大半が下落、バンコクは3カ月超ぶり安値近辺

2015年03月27日(金)00時25分

[26日 ロイター] - 26日の東南アジア株式市場の株価は大半が下落した。バンコク株は周辺市場に追随し、3カ月超ぶりの安値近辺で終了。ただ、中東地域の緊迫化に伴う原油価格の急騰を受けてエネルギー株は上昇した。

サウジアラビアと湾岸アラブ諸国が、イエメン南部の都市アデンを掌握したイスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」に対する空爆を開始したとのニュースを受け、リスク志向が後退した。

英国産標準油種の北海ブレント先物は1034GMT(日本時間午後7時34分)時点で2.27ドル高の1バレル=58.75ドル。米国産WTI原油先物も2.03ドル高の51.24ドルを付けた。

バンコク市場のSET指数<.SETI>は金融株が下げを主導し、1.08%安の1496.41と1月6日以来の安値で終了した。海外勢が3669万ドル分の株式を売り越した。

一方、エネルギー株は逆行高となり、国営タイ石油会社(PTT)と傘下の資源開発会社PTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)はそれぞれ0.3%高、5.2%高となった。

ジャカルタ市場の総合株価指数<.JKSE>は0.68%安の5368.80と、終値ベースで5週間ぶりの安値で終了。海外勢の売越額は2518万ドルだった。クアラルンプール市場の総合株価指数<.KLSE>は0.04%安の1818.42で引けた。

ホーチミン市場のVN指数<.VNI>は0.85%安の556.16と1月8日以来の安値で引けた。時価総額でベトナム最大のペトロベトナム・ガスが引き続き売られ、下げを主導した。

マレーシア・リンギやインドネシア・ルピアが企業のドル需要から下落するなど地域通貨の弱さも株価の圧迫材料となった。

一方、マニラ市場の主要株価指数PSEi<.PSI>は序盤の下落局面から転じ、0.44%高の7871.10で取引を終えた。

シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>も0.37%高の3431.59で引けた。

ロイター
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