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NY市場サマリー(17日)

2015年03月18日(水)06時57分

[17日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対してやや弱含んで取引を終えた。朝方発表された米2月住宅着工件数が予想より大幅に悪く、米連邦公開市場委員会(FOMC)が17─18日の日程で開催される中、ユーロなどの買戻しでドルが重たく推移した。

第1・四半期に発表された強弱入り混じった経済指標とドル高が、6月と予想される 米連邦準備理事会(FRB)の利上げのタイミングを遅らせる可能性もあるが、市場は今 のところ声明文で「忍耐強く(patient)」の文言を外すと見ている。

<債券> 中・長期債の利回りが2週間ぶりの水準に低下した。原油価格が一段と低下したことで物価は緩やかにしか上昇しないとの見方が裏付けられたことに加え、米経済指標が軟調だったことで連邦準備理事会(FRB)がハト派に傾くとの見方が出たことが背景。

この日の取引で北海ブレント先物は一時1バレル=53ドルを下回り、1カ月半ぶりの水準に下落。これを受け、償還期限が5年から30年の米国債の利回りは3月2日以来の低水準を付けた。

<株式> ナスダックが小幅高となる一方、ダウとS&P500は反落して終えた。素材関連株が売られたほか、連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表を翌日に控え、警戒感が高まった。

化学のデュポンが3.1%下落したことが響き、S&P500の10セクターで素材株指数<.SPLRCM>の下げが1.2%と最もきつくなった。原油価格の続落を受け、エネルギー株指数<.SPNY>も0.5%下がった。

<金先物> 米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を翌日に控えて神経質な商いとなり、4営業日ぶりに反落した。中心限月4月物は前日終値比5.00ドル安の1オンス=1148.20ドルと、2014年11月6日以来約4カ月ぶりの安値で終了。

<米原油先物> 需給緩和懸念が広がる中で売られ、6営業日続落で終了した。米国産標準油種WTI の中心限月4月物は前日終値比0.42ドル(0.9%)安の1バレル=43.46ドルと、中心限月終値ベースでは2009年3月3日以来(41.65ドル)以来6年ぶりの 安値を更新した。

ロイター
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