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タカタ問題で米当局が欠陥部品の保管命令、調査や訴訟に備え

2015年02月26日(木)10時27分

 2月25日、米運輸省は、自動車部品大手タカタに対して、リコールした車両から外したインフレーターをすべて、証拠として保管しておくよう命じた。写真はタカタのショールーム、都内で2014年11月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[デトロイト/ワシントン 25日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は25日、自動車部品大手タカタ<7312.T>に対して、リコールした車両から外したインフレーター(エアバッグを膨らませるガス発生装置)をすべて、証拠として保管しておくよう命じた。連邦当局による調査や、民事訴訟の過程で必要になる可能性があるためとしている。

NHTSAのトローブリッジ報道官によると、NHTSAが民事訴訟のために証拠を保管するよう企業に命じるのは、今回がはじめて。

また、NHTSAは、タカタに対して、テストのために必要な分を除いて、インフレーターを破壊、もしくは損傷することを禁止した。

タカタの広報担当者のボブ・レンディーネ氏は、今後も引き続きNHTSAに協力する、と表明。「今回の通知はすべての関係者の利益にかなうものであり、安全性へのわれわれのコミットメントとも一致する。インフレーター問題の原因特定は当社の最優先事項だ」と述べた。

フォックス運輸長官はまた、NHTSAがタカタの調査をエンジニアリング分析に格上げすることを明らかにした。

*内容を追加します。

ロイター
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