ニュース速報

ビジネス

米国株はアップル売られナスダックとS&P反落、ダウ最高値更新

2015年02月26日(木)07時36分

 2月25日の米国株式市場はダウが続伸し最高値を再び更新したものの、米アップルに利食い売りが出たことで、ナスダック総合とS&P総合500種は反落した。写真はNY証券取引所のトレーダー(2015年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 25日の米国株式市場はダウが続伸し最高値を再び更新したものの、米アップルに利食い売りが出たことで、ナスダック総合とS&P総合500種は反落した。

ダウ工業株30種<.DJI>は15.38ドル(0.08%)高の1万8224.57ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は0.98ポイント(0.02%)安の4967.14。

S&P総合500種<.SPX>は1.62ポイント(0.08%)安の2113.86。

アップルは2.6%安の128.73ドルで取引を終えた。

リバティビュー・キャピタル・マネジメントのリック・メクラー社長はアップルについて「ヘッジファンドが大きく手掛けている銘柄」と指摘、同社の株価はこのところ大幅に値上がりしていただけに「短期売買を仕掛ける市場参加者の間で、ある程度の利益確定の動きが生じる可能性は常にある」と述べた。

ヒューレット・パッカード(HP)は9.9%安。四半期決算で全部門の売上高が低調だったうえ、通期の利益見通しがアナリスト予想を下回った。

ディスカウントストアのターゲットは0.3%高。四半期決算で既存店売上高と利益が予想を上回る水準だった。

ディスカウント衣料小売りのTJXは四半期決算の発表を受けて3.3%高となった。

セクター別では一般消費財株が買われ、マクドナルドは3.9%高。S&P一般消費財株指数<.SPLRCD>は0.8%上昇した。また原油相場の上昇を好感してエネルギー関連株が買われ、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は0.4%上がった。

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は下院で証言したが、利上げ時期の手掛かりはほとんど示されなかった。一方、1月の米新築1戸建て住宅販売が市場予想より小幅な減少にとどまったことは、株式相場の支援材料となった。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約62億株で、今月これまでの平均である68億株を下回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1697で下げ1359(比率は1.25対1)、ナスダックが上げ1473で下げ1233(1.19対1)だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         18224.57(+15.38)

前営業日終値    18209.19(+92.35)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         4967.14(‐0.98)

前営業日終値    4968.12(+7.15)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2113.86(‐1.62)

前営業日終値    2115.48(+5.82)

*情報を追加して再送しました

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

WTO事務局長、2期目続投意向 「やり残した仕事」

ビジネス

アングル:「先行指標」ラスベガス労働市場は堅調、F

ビジネス

PE2社、米業務ソフト企業買収へ協議 評価額80億

ワールド

世界の選挙、自由・公正さ示す指数が過去最大の低下=
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン妃とメーガン妃の「ケープ」対決...最も優雅でドラマチックな瞬間に注目
  • 2
    エリザベス女王とフィリップ殿下の銅像が完成...「誰だこれは」「撤去しろ」と批判殺到してしまう
  • 3
    地震の恩恵? 「地震が金塊を作っているかもしれない」との研究が話題に...その仕組みとは?
  • 4
    ウィリアムとヘンリーの間に「信頼はない」...近い将…
  • 5
    バルト三国で、急速に強まるロシアの「侵攻」への警…
  • 6
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 7
    原作の「改変」が見事に成功したドラマ『SHOGUN 将軍…
  • 8
    広報戦略ミス?...霞んでしまったメーガン妃とヘンリ…
  • 9
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座…
  • 10
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 3
    【クイズ】自殺率が最も高い国は?
  • 4
    アメリカの住宅がどんどん小さくなる謎
  • 5
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 6
    キャサリン妃とメーガン妃の「ケープ」対決...最も優…
  • 7
    ロシア空軍が誇るSu-30M戦闘機、黒海上空でウクライ…
  • 8
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 9
    キャサリン妃、化学療法終了も「まだ完全復帰はない…
  • 10
    33店舗が閉店、100店舗を割るヨーカドーの真相...い…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すればいいのか?【最新研究】
  • 4
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 5
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 6
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 7
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 8
    ウクライナ軍のクルスク侵攻はロシアの罠か
  • 9
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
  • 10
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中